強気のダイバージェンス

君は見ただろうか。雲間の月光を。

君は見ただろうか。待ち望んでいた竜の尾を。


頭上で跳び交う弾丸は地獄の業火。

身体を焼き合うことに慣れるのは、自らが望んだ報酬か。

世界を周り、生き凌ぎ、今も尚「先」を目指す名も知れぬ先人。歩き方を訊く。

鏡面に映る「彼」とはまた、同じ場所での再開を約束している。

"その時"は泣いたって構わないんじゃないか。
心から、心からそう思う。