もうひとつの青空

 

ん〜そうだよな。さかさまです。

 

今日は夢に初恋の人(初めて告白するレベルで好きになった人)が出てきた。

当たり前だが、容姿は最後に会った時と変わっていなかった。

地味な本人と不釣り合いな、在りし日の、ちょっと妖艶な黒い眼鏡。こうして久々にその姿を見られて、少し、嬉しかった。

目が覚めるまでの時間、少しだけ触れ合って、少しだけ、話せた。

それが嬉しかった。

 

僕は一度でも本気で好きになった人のことは絶対に嫌いになれない、というのがある。

いや、どうでもよくなれない、と言ったほうが正しいかもしれない。

例えそれが、後味の悪い別れ方だったとしても。

相手のことを深く知ってしまったなら、感情に流されない根底の部分だけは、僕の中でいつまでもそこに居残り続けてしまうからだ。

 

正直、そこが僕の恋愛観のほぼ全てと言っていい。

性的な要素に心を駆り出されるだとか、他の人に取られたくないだとか、そういうのがないとは言わないが、僕の場合特に前者は恋愛感情には繋がらない。極端な話前者は、興奮するな〜で終わり。

 

僕の中で「この人に人生を傾けてもいいか?」っていう自問自答に一度でもYESが出たんだろ。

そしたら忘れられるわけねーし、ましてや「僕を傷つけたから」という理由から不幸を願うこともない。(身体的に傷つけられたらそれはもちろんアレだけど)

 

なんて言ってるけど、結局のところ相手に傾倒してるようで全然傾倒してないような人間が上手に恋愛できる、ということは勿論わかってるんすけどね。

僕の場合、それだとあまり意味のないものになってしまう。

 

だいぶ長い年月が経ってしまったけど、それは初恋の、あの人の時と変わってない。

恋愛上の未練ではない。あったのが恋愛感情だけじゃなかったってだけ。

 

今こうして考えれば考えるほど、初恋の人は別格だったし、今も変わらずに別格だということが理解る。

まぁ、ただそれだけのこと。

 

いずれ何かの時に、もしも僕に幸せな姿を見せてくれたら・・・とは思うけど。

 

さて。

自分の中で当時で既に整理が終わっていることを掘り返すのも、存外悪くはないな。

遠い記憶に思いを馳せ、ちょっとだけ、目の前のことに対する気持ちが楽になった。

 

今年も残りあと1ヶ月。

待ってくれない時間の経過と自分のペースの折り合いを付けながら・・・進みましょうか。

今年のうちにやれることはまだまだある。